92歳。「笑顔をあきらめない」

女性のためのカラダづくりのお手伝い、

ペリネケアアドバイザーの大林まつ乃です。



日本は世界一の長寿国。

平成26年度の平均寿命は

男性「80.50歳」女性「86.83歳」。

男性も80歳を超えました。



一方、健康寿命はというと、2013年のデータで男性71.19歳(同年の平均寿命は80.21歳)、女性74.21歳(同86.61歳)。


健康寿命とは

【病気などで日常の生活の制限がされずに、健康的で自立が出来るという年齢】

です。


平均寿命と平均寿命の差は

男性9.02年 女性12.4年。



長生きするのは女性の方ですが、

女性の方が人の手を必要とする期間も長いのです。

さて、女性のみなさん、この12年どんな風に過ごしますか?




私が勤務している老人ホームにいらっしゃる

92歳のおばあちゃん。

ホームに入居されたときは

支えがないと真っ直ぐ立っているのは難しく、

歩きも誰かに頼りながらがやっと。


最初にアセスメントで介入したときには

「年だから仕方ないわよね」

と自室にいることが多く、引きこもりがちでした。



それでも、自分で歩きたいという希望はあったので、

レベルに合わせて歩行器や杖といった、いろんな補助具を用いての

セルフトレーニングをお伝えし、

現在は杖なしでも自立して歩けるようになりました。



週に1回の勤務なので入居者全員に十分な時間をとって対応することが難しく

ほとんどがスタッフさんにサポートをお願いしての

セルフトレーニングとなります。


ご本人のやる気と努力は欠かせません。


「何も持たなくても一人で歩けるようになった」

っと、ここまできたのでも十分頑張っていらっしゃるのですが、




先日、

「もう少しきれいに歩きたいわ」

と。



歩けるけど背中がまがっていること、姿勢が悪いことが気になるのだという。


壁に背中をつけて立ったら、後頭部は離れたまま。肩甲骨も前に傾いたまま。

そこで、立ったままできる呼吸を使った腹横筋のエクササイズをお伝えしました。

(※いつも産後ママへのペリネケアレッスンでもお伝えしているものです)



事情により、次に出勤したのは2週間後のこと。



私の顔をみるやいなや、

「あれ、やってるわよー、

(腰背部をさすりながら)最近腰が痛くなくなったのよ

。そして、便通がよくなっちゃって・・・・・長年飲んでいたお通じをよくする薬を減らしているの」

とニッコリ♡


そして、壁に沿って立ち、後頭部までちゃんと壁について立てるようになったとやってみせてくれました。


もともと努力家の方。

2週間、それはそれは地道に意識していらっしゃったことは容易に想像できます。

が、

それにしてもこの効果。



2週間前には明らかにあった

下腹部ポッコリをあらわす服の横ラインが・・・あれ?



「お腹、引っ込んだでしょ?わかる?

自分でも立っていてお腹がかたくなっているのがわかるの。

こんなことなら最初に測ってみていればよかったわね、ウフフ♡」


「今度はお尻をどうにかしたいわよねぇ~」



私の3倍近く生きた、人生の先輩とのこんな会話、

私の大好きな瞬間です。



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女性のためのカラダづくりのお手伝いMom's labody

女性専門の理学療法士が、産前産後を中心に 妻として、母として、女性として生涯快適に付き合えるからだづくりをサポートします。 ペリネケアとは女性の骨盤周囲の働きを整えること。 女性のからだのかなめ、ペリネケアで女性としてより過ごしやすいからだへ。

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