産後にこんな起き上がり方、やっていませんか?
女性のためのからだづくりのお手伝い、ペリネケアアドバイザーの大林まつ乃です♪
出産直後の入院中の一週間、
産院でどんな風に過ごしましたか?
私は3人とも違う産院で出産しました。
長男の時は里帰り出産だったため、実家近くのの産院で出産しました。
陣痛が来て病院に行くと、剃毛、浣腸、導尿、会陰切開と医療行為のオンパレード。産後には悪露を出すためと下腹部を思いっきり下方に押され、あまりの痛さに朦朧としたのを覚えています。
おまけに出産後6時間後から授乳のために、助産師が待機する1階下の授乳室に2-3時間置きに階段で降りていき、授乳のたびに体重測定と前絞りと後絞り。
終わったらまた階段で病室のある2階へ・・・
初めてのことで、それが普通だと思っていたので入院中なのにクタクタでした・・・・
(聞くところによると今はその産院も授乳のたびに授乳室にいかなければならないということはなくなったようです・・・・)
さらにさらに、
無知だった私は、
産後このタプタプお腹改善には、ながらで腹筋するのが一番~!
などと考え、授乳やおむつ替えで身体を起こす際には敢えて腹筋(腹直筋)
をつかって思いきり垂直に起き上がっていたのでした。。。
今考えると恐ろしい(苦笑)
みなさん、やらないでくださいね。
妊娠すると、リラキシンというホルモンが
関節全体を緩め、出産にむけての身体の準備を始めます。
未妊の状態では4-5ミリ程度しか開いていない恥骨結合という部分は、
分娩時にはなんと4センチも開くのです。
その緩んだ恥骨に片側だけに力が加わると恥骨結合を傷める可能性があります。
階段の上り下りや片足立ち、ベッドに足を引っかけての起き上がりなどがそう。
不必要な階段の上り降りはできるだけ避けていただきたいですが、どうしても必要な時には必ず手すりを使ってくださいね。
腹筋のためと私がやってしまっていた産後の垂直な起き上がりに関しては、
お腹が大きくなるのに従って伸長された腹直筋が真ん中で別れてしまう(腹直筋離開)のを
悪化させてしまう可能性があります。
妊娠中もそうですが、
産直後身体の使い方を考えるだけで防げる痛みがありますね。
特に産直後は3キロ前後の赤ちゃんを送すという大仕事を終えた後。
休みなく始まる育児で我がからだどころではなくなってしまいがちですが、
長ーいこの先の生活を考えると身体を守るために事前に知っておいたほうが良いことはたくさんありますね。
私の恩師でもり、産後リハビリテーション研究会の代表の山崎かなみ先生が
ご自身のブログで”入院中にやってはいけないこと”として紹介されています。
とってもわかりやすいので、皆さんに知っていただきたいと思い
リンクを貼らせていただきます。
詳しくはかなみさんのブログをご覧くださいね!
0コメント